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【 暗いところで待ち合わせ 】おススメ小説のご紹介 vol.10

こんにちは。

代表の西本一樹です。

おススメ小説のご紹介、本日は乙一さんの「暗いところで待ち合わせ」です!

盲目の女性と、殺人事件の容疑者になった男性が、ひょんなことから同じ家で暮らすことになる物語です。

2002年に幻冬舎から刊行されました。

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主人公の一人、本間ミチルは、事故によって視力を失い、父親を亡くしてから一人で静かに暮らしています。

もう一人の主人公、大石アキヒロは、職場の人間関係に悩んでいる会社員です。

ある日、アキヒロの職場の先輩が駅のホームから転落して死亡します。

アキヒロはその場に居合わせたため、事件の犯人ではないかと疑われ、警察から逃げることになります。

逃げたアキヒロがたどり着いたのが、偶然にもミチルの家でした。

アキヒロはミチルに気づかれないよう、居間の隅に身を潜めます。

しかし、目の見えないミチルは、次第に「自分の家に誰かがいる」ことに気づき始めます。

それでもミチルは、怖さを感じながらも、あえて知らないふりをします。

こうして、

  • 盲目で孤独な女性・ミチル
  • 殺人事件の容疑者として逃げている男性・アキヒロ

という、本来なら出会うはずのない二人による、奇妙な共同生活が始まります。

この小説の面白いところ

最初は「殺人事件をめぐるサスペンス」という印象ですが、読み進めると、むしろ孤独な二人が

少しずつ心を通わせていく物語であることが分かってきます。

特に面白いのは、ミチルにはアキヒロの姿が見えず、アキヒロからはミチルの行動が見えるという関係です。

二人とも相手に対して遠慮しながら生活するため、読者には二人の心理が非常に近く感じられます。

そして終盤では、「アキヒロは本当に殺人犯なのか?」という事件の謎と、二人の関係が大きく動きます。

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かれこれ私も20年ほど前でしょうか、とてもヒヤヒヤしつつ、また温かさに包まれつつ、色んな感情に

揺れ動かされながら読み進めた記憶があります。

比較的ページ数も少なく、読書嫌いの方でも手に取りやすい作品かと思いますので、是非お試し

いただければと思います。

 

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